塩分と言えば、お父さんの敵、つまり高血圧の原因としてなるべく控えるように言われますよね。
今の塩は塩化ナトリウムであり工場で作られますが、戦前は各地方で海水から作られていたそうです。海水の中に含まれている元素はなんと100あり、その中で塩化ナトリウムは75%、残りの25%が色々な元素(ミネラル)で構成されています。海水から出来たミネラル塩は舐めると非常に美味しいです。
この25%をそぎ落としたのが通常の塩であり、食卓塩です。本当はこの25%のミネラルが重要であって、例えばカリウムはナトリウムの排出に関係していてカリウムの含有量が多い塩ほど、ナトリウムの排出量が100%に近くなります。つまり高血圧が予防できます。
カリウムだけでなく、亜鉛、マグネシウムその他のミネラルも人間には必要であって、現代人のミネラル不足は食卓塩からミネラル塩に変えるだけで解消するかも知れません。少々金額は高めですが、ご家庭で料理を作る際にはミネラル塩を使ってみてください。
ではなぜ海水から作らなくなったのか?戦後にアメリカ指導のもと、海水塩での塩作りを禁止したからです。(汗)
参考文献:新谷弘実「病気にならない生き方」